阪神淡路大震災から31年。
今日で阪神淡路大震災から31年。

阪神淡路大震災の朝、神戸市北区の自宅で感じた揺れは、今もふとした瞬間に思い出す。
幼かった私は状況がよく分からず、ただ家が大きく揺れる感覚に身を固くしていた。暗い部屋の中で家族の声が聞こえたとき、安心した気持ちと、何か大変なことが起きたのだという不安が入り混じっていた。
北区は市街地ほどの被害ではなかったけれど、倒れた家具や散らばった食器を見て、子どもながらに「いつもの朝じゃない」と感じた。外に出ると、冬の冷たい空気の中で、遠くからサイレンの音が続いていた。
あの音は今でも記憶の奥に残っている。
その後、テレビで見た街の姿は衝撃的で、同じ神戸で起きた出来事とは思えなかった。
復興が進むにつれ、街は少しずつ元の姿を取り戻していったけれど、あの日の記憶は心のどこかに静かに残り続けている。
36歳になった今、あの経験は「忘れないこと」の大切さを教えてくれたと思う。
追悼の日を迎えるたび、守られた命への感謝と、失われた多くのものへの祈りを胸に、静かに手を合わせる。
あの日を知る者として、これからも語り継ぎ、備える気持ちを大切にしていきたいと思います。