☆会員様より寄稿いただきました☆

こんにちは、箕面シニア向けフィットネス100ジムの池陽輔です。

本日は会員様より当ブログに寄稿していただきました。
御一読下さい。

 

寒空に頸をさすりて春を待つ (I・K 院長) 2020.1.7

2回目の全身麻酔手術を経験した。一回目は胆のう摘除で、
長年抱えていた胆砂・胆石を一網打尽にしていただこうと6年ほど前に決心した。
切腹かと思ったが最近の内視鏡手術で行っていただいたので、槍で小突かれたような傷のみであった。
今回はその頃から自覚し始めた頸部および腰部の脊柱管狭窄による手の痺れと間欠性跛行の悪化を原因とする刃傷沙汰である。
画像検査ではやはり頸・腰ともに5年前に比べてかなり進行しているとお墨付きがでた。
転倒や追突事故で、一瞬にして首から下が麻痺という我が身が目に浮かび、それもかなわないので先ず頸を切る覚悟を決めた。
一月半以上前にまず二週間程の休診をとることを決めて掲示を出したが、やはり周知徹底とはいかず患者さんにはご迷惑をおかけした。
入院中は術後翌々日から歩行に励むように指示が出たので、持ち込んだ文庫本を読む以外は、院内の廊下をくるくると歩き続けた。
自分の首の重さにはあきれ果てた。食事の時に少し前かがみになると頸肩から背中に重い痛みがのしかかるので、
食事を中断して何度も横になった。後頚部には魚の背開きのような6~7センチの切り傷があるのをスマホで確かめた。
子ども時代にあこがれたチャンバラ映画のお侍は、ザックリ切られても数日後には大活躍をしていたものだが・・・。
退院する頃には大分よくなるかと期待していたが、そうはいかなかった。
じっとして前かがみになるのがこたえる。診察や処置はこの体勢が多いので、すぐにT字型の重い痛みが背中にのしかかる。
頬杖をついて診療する姿勢を見かねたのか親切な患者さんが「100ジムというのがあって、よろしいですよ」と勧めて下さった。
近くにあるというので、すぐに毎日1時間程度リハビリとして通い始めた。
主に下肢の筋力維持と強化であるが、身体を動かしている間は不思議と痛みが軽くなるので有難い。
おしゃべりをして楽しみながら、新しい人たちとの交流もはじまった。
術前と比べて改善した自覚症状は定かではないが、脊柱管腔は拡がり、多くの方々のお世話になり、交流の輪も広がって、いい経験になった。
今年も前向きにすごそう。

いつも当ジムへのご支援ありがとうございます。

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